円環の破壊作者: M.H.ニコルソン,Marjorie Hope Nicolson,小黒和子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1999/03/09メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る わたしたちは、円環の破壊された後の時代を生きている。そう自覚すること…

コペルニクス・天球回転論作者: コペルニクス,高橋憲一出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1993/12/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る コペルニクスの没後４５０年を記念して出版されたこの本は、ざっと次のよう…

ホイットマン詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)作者: ホイットマン,木島始出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/03/17メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (20件) を見る やっぱり詩の翻訳は対訳がいいな、と思う。英語だけで…

社会生物学論争史〈1〉―誰もが真理を擁護していた作者: ウリカセーゲルストローレ,Ullica Segerstrale,垂水雄二出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/02/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (41件) を見る わたしは理論物…

ケプラーの夢 (講談社学術文庫 (687))作者: ヨハネス・ケプラー,渡辺正雄,榎本恵美子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1985/05メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 山本義隆著『磁力と重力の発見』で、その力量の大きさにぎょっと…

ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論作者: ピーターアトキンス,Peter Atkins,斉藤隆央出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/12/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 26回この商品を含むブログ (44件) を見る これはアトキンスが、現代科学の到達点を…

コペルニクス革命 (講談社学術文庫)作者: トーマス・クーン,常石敬一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/06/05メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 10回この商品を含むブログ (9件) を見る いまごろ〜だが、クーンの『コペルニクス革命』をめくりはじめたと…

美と科学のインターフェイス (叢書 ヒストリー・オヴ・アイディアズ)作者: M.H.ニコルソン,高山宏出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1986/12メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る を購入。まずは、「ニュートンの『光学』と十八世紀の想像力」の項…

先日書いたアルマゲストの項で、「重訳」という言葉が出てきたので、わりと最近感じたことを書いてみたい。ファラデーの有名な『ロウソクの科学』はたくさんの訳が出ているが、岩波文庫版と角川版について、ちょっとだけ原文（もちろん英語）と対照してみる…

アルマゲスト作者: プトレマイオス,薮内清出版社/メーカー: 恒星社厚生閣発売日: 1993/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (1件) を見る いまさらだが、『アルマゲスト』の邦訳を手に取ってみた。1813-1816年にフランスのニコ…

奇想天外・英文学講義―シェイクスピアから「ホームズ」へ (講談社選書メチエ)作者: 高山宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/10メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (19件) を見る 故あってこの本をめくりはじめたら、いきなりプロローグ…

磁力と重力の発見〈3〉近代の始まり作者: 山本義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2003/05/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (30件) を見る 近代に近くなるにつれて、わたしのほうの科学史の知識も増えてくるので、面白…

磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス作者: 山本義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2003/05/23メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (30件) を見る 「ルネサンス」というのは手垢にまみれた言葉だ。「○○ルネサンス」という言葉は…

磁力と重力の発見〈1〉古代・中世作者: 山本義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2003/05/23メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 67回この商品を含むブログ (69件) を見る ざっと二年近く前に出たこの本、買ってはあったけど、三巻もあるのでなかなか読…

わたしは、人口三十万規模の都市では世界一降雪量が多いといわれる市に住んでいる。だから冬ともなれば否応なく雪に向き合い、雪と戦って暮らさなければならない。はっきり言って、雪はもうたくさんだ。とは言いながら、雪にはどうも憎みきれないところがあ…

偉人と語るふしぎの化学史―化学法則が生み出されるプロセスを追体験する (ブルーバックス)作者: 松本泉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/01/19メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る Ｆ高校で化学を教えている藤崎先生のもとに…

ゼロビートの再発見 復刻版作者: 平島達司出版社/メーカー: ショパン発売日: 2000/01/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る 名著復刻ということで手に入れたこの本、今更の感もあったが（ピアノ弾く人が誰もいなくなった今………

カラー版 メッカ―聖地の素顔 (岩波新書)作者: 野町和嘉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/09/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (7件) を見る 写真家の野町氏は、ある日、メディナ在住の見知らぬ人物から「メディナの預言…

ジョン・ダン全詩集作者: ジョンダン,湯浅信之出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 1996/12メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る わたしは、日本語のものであれ、外国語のものであれ、詩について何かものが言えるような人…

『何と少ししか覚えていないことだろう』（オットー・フリッシュ、吉岡書店）、『物理学者たちの20世紀』（アブラハム・パイス、朝日新聞社）に続いて、昨年は吉岡書店からルドルフ・パイエルスの自伝『渡り鳥』が出版された。 渡り鳥―パイエルスの物理学と…

というものを、bbsでくろにゃあさんが紹介してくださったので、さっそく買って読んでみた。わたしは楽しめましたぞよ。いやほんと。 パタリロ源氏物語! (1) (花とゆめCOMICS (2718))作者: 魔夜峰央出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2004/12/04メディア: コミ…

副題 原子と戦争の時代を生きて 何と少ししか覚えていないことだろう―原子と戦争の時代を生きて作者: オットーフリッシュ,Otto Robert Frisch,松田文夫出版社/メーカー: 吉岡書店発売日: 2003/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブロ…

また講談社のＰＲ誌『本』だが(^^ゞ、じつはわたし、相撲にはまったく興味がない。ほかのどのスポーツにも興味がないのだから当然だ。しかし単に興味がないだけでなく、なんとなくもやもやした気持ちをもっている。あの「国技」だとか「女人禁制」だとか、い…

『本』に連載されている藤原帰一氏の「アンチ・ヒーローのアメリカ」が面白い。一月号（第五回）のタイトルは「戦争から赤狩りへ」。 ユダヤ系移民が主体となって作られたハリウッド映画界で起こった赤狩りのようすなど、『ユダヤ移民のニューヨーク』から直…

人間論 (岩波文庫 赤 224-1)作者: ポウプ,上田勤出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1950/10/25メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (6件) を見る 本日アマゾンより届いたアレクサンダー・ポープの『人間論』をさっそくめくってみた。ポープは…

ユダヤ移民のニューヨーク―移民の生活と労働の世界 (歴史のフロンティア)作者: 野村達朗出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 1995/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 仕事で出てきたほんの一言の背景がよくわからなかったので、Sakinoさ…