2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『残像に口紅を』筒井康隆

それでさっそく家人に「筒井康隆の『残像に口紅を』ってもってる?」と尋ねたら、持っているとのことで、さっそく出してきてくれた。見れば初版本だ。しかも終わりの方三分の一ぐらいが封印されていて、「もしもここまで読んで来て内容が面白くなかったら、…

計量国語学

しばらく前のことになるが、友人(日本人)からメイルが来た。内容は、英語に関するジョーク(英文)の話だった。 おおざっぱな内容をかいつまんで説明すると、EUの共通言語として英語が採用されることになったが、どうも英語のスペルには改良の余地がある…

THE NEW YORKER 2005 MAY 30

社会生物学論争について書いたばかりなので、ついでにメモっておく。 H. Allen Orr(ロチェスター大学生物学教授)が、最近の「新しい創造説」について解説記事を書いていた。アメリカでは切実な話だ。 最近の創造説は、Intelligent Design (以下IDと略す…

『社会生物学論争史2』

社会生物学論争史〈2〉―誰もが真理を擁護していた作者: ウリカセーゲルストローレ,Ullica Segerstrale,垂水雄二出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/02/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (32件) を見る 「1」のほうです…

The New Yorker

そういえば最近、オーランド・ブルーム主演のキングダム・オブ・ヘブンの映画評を読んだ(The New Yorkerの記事で)。酷評とまではいかないが、いまいちの評価だった。物語そのものがちょっと説得力を欠くのに加えて、オーランド・ブルームに説得力がない。…

『本』6月号

講談社の『本』6月号、藤原帰一氏の「アンチ・ヒーローのアメリカ」第十回を読みだしたら、The New Yorkerの映画評の話題が出てきた。なんでも、『俺たちに明日はない』は、公開されたときにニューヨークタイムズ紙の映画批評を担当するボスリー・クラウザ…