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the new yorker february 13&20 2006

annals of religion THE SAINTLY SINNER the two-thousand-year obsession with Mary Madalene by Joan Acocella 「ユダの福音書」がユダヤ人問題を提起したとすれば、ナグ・ハマディ文書に含まれる「マグダラのマリアの福音書」はフェミニズムに直結する問…

the new yorker august 28, 2006

ロシアの数学者グレゴリー・ペレルマンがポアンカレ予想を証明し、フィールズ賞を辞退したというのが話題になっている。フィールズ賞が授与されることになったのだから、重要な貢献であることは間違いないとして、いったいそれはひとつの「重要な貢献」なの…

the new yorker, may 22, 2006

これもちょっと前の記事だが。 『ダ・ヴィンチ・コード』についていろいろな論争が行われているサイトがあるそうで、そこでは、『ダ・ヴィンチ・コード』の物語は反キリスト教的だとか、不正確な記述の多いエセ歴史だとか、この程度の話に夢中になる読者は騙…

The New Yorker, April 17, 2006

少し前に(今年の春)『ユダの福音書』というのが話題になった。『ユダの福音書』によれば、ユダはイエスを裏切ったのではなく、イエスに頼まれて彼を官憲に売り渡したのだそうだ。少々気になりつつ読んでなかったが、the new yorker誌のバックナンバーに、…

the new yorker november21, 2005& january 2, 2006

■"PRISONER OF NARNIA" C.S.ルイスわたしは大人になってから、子供たちへの読み聞かせという形で『ナルニア国物語』読んだ。そして、あまりに狭量なキリスト教倫理臭さに驚いた。子ども時代にこれを読んだ人は楽しめるかもしれないが、大人になってから読…

the new yorker oct. 3 2005

the new yorkerの芸術評論によると、演出家ピーター・セラーズ(ピンクパンサーとは関係ない^^;)と、作曲家ジョン・アダムズ(生存しているなかで最高の現代作曲家という人もいる)が組んで、Doctor Atomic というオペラを作ったそうだ。 マンハッタン計画…

The New Yorker July 11&18, 2005

THE MISSING MADONNA The story behind the Met's most expensive aquisition by CALVIN TOMKINSご飯食べながらこの記事を読んで、ニューヨークを再訪したくなった。 大英博物館では、おそらく誰もが思うであろうように、わたしもまた「ここは盗品展示場だ」…

THE NEW YORKER 2005 MAY 30

社会生物学論争について書いたばかりなので、ついでにメモっておく。 H. Allen Orr(ロチェスター大学生物学教授)が、最近の「新しい創造説」について解説記事を書いていた。アメリカでは切実な話だ。 最近の創造説は、Intelligent Design (以下IDと略す…

The New Yorker

そういえば最近、オーランド・ブルーム主演のキングダム・オブ・ヘブンの映画評を読んだ(The New Yorkerの記事で)。酷評とまではいかないが、いまいちの評価だった。物語そのものがちょっと説得力を欠くのに加えて、オーランド・ブルームに説得力がない。…